トゥモロー・ネバー・ダイ
★disc rating: A
トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)
Tomorrow Never Dies
- 作曲:デヴィッド・アーノルド
- 編曲&指揮:ニコラス・ドッド
- 総演奏時間:53:59
- 解説:駒形 四郎
- 発売日:発売日:1997年12月17日
- 発売元:ポリドール(株)
- 定価:税抜2,427円
- トゥモロー・ネバー・ダイ(4:47) Tomorrow Never Dies
- ホワイト・ナイト(8:30) White Night
- シンキング・オブ・デヴォンシュア(7:07) The Sinking of the Devonshire
- カンパニー・カー(3:08) Company Car
- ステーション・ブレーク(3:30) Station Break
- パリとボンド(1:55) Paris and Bond
- 新しい融合生命体の誕生(3:15) The Meld
- ラスト・グッドバイ(1:34) The Last Goodby
- ハンブルク・ブレーク・イン(2:52) Hamburg Break In
- ハンブルク・ブレーク・アウト(1:26) Hamburg Break Out
- ドクター・カウフマン(2:26) Doctor Kaufman
- 3 センド(1:17) *-3-Send
- アンダーウォーター・ディスカヴァリー(3:37) Underwater Discovery
- バックシート・ドライバー(4:37) Backseat Driver
- サレンダー(3:56) Surrender
- ジェームズ・ボンドのテーマ(3:12) James Bond Theme
- "Tomorrow Never Dies"
- Written by Sheryl Crow & Mitchell Froom
- Performed by Sheryl Crow
- "Backseat Driver"
- Performed and Written by David Arnold and Alex Gifford of Properaheads
- "Surrender"
- Performed by k.d. Lang
- Music by David Arnold & David McAlmont
- Lyrics by Don Black
- "James Bond Theme"
- Performed by Moby
- Written by Monty Norman
根っからのジェームズ・ボンド狂でエローランド・エメリッヒ作品の鳴らし屋として名を馳せているデヴィッド・アーノルドがシリーズ初登板、渾身の力を込めた大力作。とにかく鳴らす鳴らすの派手派手。キメではモンティ・ノーマンの、実際はジョン・バリー作曲、だそうだがの超有名テーマ曲がガンガン登場、バリー本人が担当していた時より流れるのではないか。ハイテンションのアクション・スコアもテクノの味付けが功を奏し、新生ボンド・スコアとして大成功した。ボンドものの前作『ゴールデンアイ』で、エリック・セラが往生際悪くテーマ曲を避け、結果的に軟弱なスコアとなったのと対照的だ。
アルバムは映画の前半部分までしか収録せず、後に完全版が登場した。
シェリル・クロウの主題歌は印象度では今一つなのだが、誰が歌ってもボンド調になるのが面白い。k.d.ラングのエンド・タイトル用ソングは良い感じ。むしろこっちが主題歌で良かったのではないか。
駒形四郎の解説はサントラ解説の標準か。ちゃんとアーノルドがボンド・フリークであることに触れているし、良しとするか。