トゥモロー・ネバー・ダイ


★disc rating: A

トゥモロー・ネバー・ダイ(1997)
Tomorrow Never Dies

  • 解説:駒形 四郎
  • 発売日:発売日:1997年12月17日
  • 発売元:ポリドール(株)
  • 定価:税抜2,427円
  1. トゥモロー・ネバー・ダイ(4:47) Tomorrow Never Dies
  2. ホワイト・ナイト(8:30) White Night
  3. シンキング・オブ・デヴォンシュア(7:07) The Sinking of the Devonshire
  4. カンパニー・カー(3:08) Company Car
  5. ステーション・ブレーク(3:30) Station Break
  6. パリとボンド(1:55) Paris and Bond
  7. 新しい融合生命体の誕生(3:15) The Meld
  8. ラスト・グッドバイ(1:34) The Last Goodby
  9. ハンブルク・ブレーク・イン(2:52) Hamburg Break In
  10. ハンブルク・ブレーク・アウト(1:26) Hamburg Break Out
  11. ドクター・カウフマン(2:26) Doctor Kaufman
  12. 3 センド(1:17) *-3-Send
  13. アンダーウォーター・ディスカヴァリー(3:37) Underwater Discovery
  14. バックシート・ドライバー(4:37) Backseat Driver
  15. サレンダー(3:56) Surrender
  16. ジェームズ・ボンドのテーマ(3:12) James Bond Theme
  • "Backseat Driver"
    • Performed and Written by David Arnold and Alex Gifford of Properaheads
  • "Surrender"
    • Performed by k.d. Lang
    • Music by David Arnold & David McAlmont
    • Lyrics by Don Black


根っからのジェームズ・ボンド狂でエローランド・エメリッヒ作品の鳴らし屋として名を馳せているデヴィッド・アーノルドがシリーズ初登板、渾身の力を込めた大力作。とにかく鳴らす鳴らすの派手派手。キメではモンティ・ノーマンの、実際はジョン・バリー作曲、だそうだがの超有名テーマ曲がガンガン登場、バリー本人が担当していた時より流れるのではないか。ハイテンションのアクション・スコアもテクノの味付けが功を奏し、新生ボンド・スコアとして大成功した。ボンドものの前作『ゴールデンアイ』で、エリック・セラが往生際悪くテーマ曲を避け、結果的に軟弱なスコアとなったのと対照的だ。
アルバムは映画の前半部分までしか収録せず、後に完全版が登場した。


シェリル・クロウの主題歌は印象度では今一つなのだが、誰が歌ってもボンド調になるのが面白い。k.d.ラングのエンド・タイトル用ソングは良い感じ。むしろこっちが主題歌で良かったのではないか。


駒形四郎の解説はサントラ解説の標準か。ちゃんとアーノルドがボンド・フリークであることに触れているし、良しとするか。