トゥルー・クライム
★film rating: B+
※A、B、Cの3段階を、さらにそれぞれ+、non、-で評価しています。
◆シノプシス
女たらしで元アル中、規範を守らないヴェテラン新聞記者(クリント・イーストウッド)。結婚生活も破綻寸前の彼だが、今夜死刑が執行される囚人(イザイア・ワシントン)が無実と確信し、その証明に奔走する。時間が無いぞ、頑張れクリント!
◆見所
監督・主演の70歳間近の巨人。
◆総評
足元が地下鉄で揺れる場末(失敬)の単館ロードショーがもったいない、サスペンス・ドラマの逸品。主人公とその家族、死刑囚とその家族のドラマもがっちり描かれていて、見応えあり。処刑準備から刑の執行の段取りもじっくりと描かれていて、娯楽作品なのに死刑制度についても考えさせる作品になっている。掘り出し物でしょう。
◆補足
銀座シネマグナムは普段は銀座シネパトス1という小屋。この映画のみの期間限定名称で、一般公募により決定した。毎週水曜日はメンズデーと証して1,000円均一だったり(僕もたまたま水曜日だった)、狭いロビーに過去のイーストウッド作品のポスターやプログラムを張ったりと、ワーナーの力の入れよう、作品に対する扱いの丁寧さが分かった。
トゥルー・クライム
True Crime